2012年4月12日木曜日

漆喰の素材で 自然にやさしい地盤改良SID工法

漆喰のもとは

石灰石。

炭酸カルシウム(CaCO3)を主成分とした鉱物です。


その石灰石を900℃以上の高温で焼成してつくられるのが生石灰。



生石灰、すででさわってはいけません。

 この生石灰は酸化カルシウム

石灰岩などの主成分である炭酸カルシウムを釜で1,100°Cほどに加熱し、二酸化炭素を放出させる熱分解により製造されます。

石灰岩は、主として地質時代に生息していた石灰質の殻をもった海棲生物の遺骸などが堆積して地層化したもの。


鉱物資源としては珍しく現在の日本での自給率は100%。

元々の純度の高さや優れた製錬技術により世界的にも高い品質です。








生石灰のトンパック


生石灰
 SID工法とは・・・


The ensity ncrease by ide pressure



からの商標工法名で 「側圧による密度増加工法」 です。

ごうかいに大さじ一杯


SID工法は、水分が加わると膨張、固化する生石灰の性質を利用し、建設構造物の基礎下部地盤の密度を増加させることにより、地盤の強度を増加させる工法です。





オーガーというドリル状の機材で地盤を予定の深さまで掘削し、そこに生石灰と砂を混ぜた骨材を注入します。同様の作業を2m間隔で行います。

オーガーで4mの深さまで掘削



【従来の地盤改良】

セメント系の骨材で点で支える工法
セメント固化材の柱状改良







【生石灰のSID地盤改良】



生石灰と砂を混ぜた骨材で面で支える工法
生石灰での側圧の改良

土の中の骨材が地下水を吸収して膨張するため、骨材にはさまれた従来の軟弱地盤に圧力が加わり、地盤を強化させるという仕組みになっています。



しかもシロアリが住めない環境をつくりだし
土壌改良を生成してしまいます。



現場施工には、セメント等の化学合成物質は一切使用せず、土壌改良に使用する生石灰(田畑の肥料としての土の活性化材)を使用するので、施工後の植生にも全く問題がなく、むしろ有効な工法と言えます。もちろん自然や、お子様、ペット、動物などに悪影響が及ぶ事も全くありません。
 
 

 
その昔、中国では秦の始皇帝時代の万里の長城、黄河の堤防の建設。

古代インドでもダムの建設に石灰による土質安定処理が行われたことが知られています。


また古代ローマでも数多くの道路が建設された中、アッピア道路は、

今日でも使われているほど優れた耐久性を示しています。



2300年の使用に耐えている

アッピア道路

人間の歴史にある

優れたる地盤改良工法が

生石灰を使ったSID工法なんです。

とんだお石灰だなんてことは

ありません....。



自然にやさしいこの安定した地盤に

自然に一番ちかい家

無添加住宅が建設されます。

一週間程養生期間をおいて

基礎工事にすすみます。


By Takasugi