2011年4月3日日曜日

三大銘木を有する築30年の家をリフォーム

土壁で真壁の家。本格軸組工法でつくられた家。

築30年経った家。

87坪で10帖+8帖+8帖の真壁和室がつらなる
本格和風住宅。1軒間口の縁側+廊下が12軒という邸宅。

通風のよさが寒さも連れ立って長持ちしていたのかもしれない。

寒さと遮熱、断熱、体力壁という現代を

この古き良き家の再生がはじまりました。

壁は既存の土壁に無添加住宅オリジナル漆喰にて仕上げます。




床の間に鉄刀木(たがやさん)・客間
 


8帖+8帖と広縁。寄り付き間の飾り棚には黒檀(こくたん)。


仏間脇には紫檀(したん)




客間には鉄刀木(たがやさん)、仏間には紫檀(したん)、

寄り付き間には黒檀(こくたん)がシンボリックに銘木柱として

堅牢に構えている。

唐から日本に伝わった黒檀、紫檀、鉄刀木、白檀、花梨、
などを総称して「唐木(からき)」と呼び、古くから銘木として珍重されてきた。


中でも、黒檀、紫檀、鉄刀木は、「唐木三大銘木(からきさんだいめいぼく)」と呼ばれる。

【紫檀(したん)/ローズウッド】

【 黒檀(こくたん)/エボニー】

【鉄刀木(たがやさん)】


紫檀(したん)は絶滅危惧種に指定されている。

産地の東南アジアで伐採権をめぐる争いに

ゴルゴ13が活躍したのを床屋さんの待合で呼んだのを思い出す...?




人に癖があるように、木材にもいくつかの癖があります。


それは主に木材の繊維の並び方によるものです。

繊維の並び方の乱れた木理は、

製材するとその表面に色々な紋様を現します。

この紋様が「杢」(もく)です。

秋田杉をふんだんに使ったこの家は杢の美しさが際立つ算段が
 
行き届いている。
 
 
2年の歳月をかけて造られたその算段は時間と労と
費用がなみではなかったようだ。
 
 
出書院に加茂の青海神社の宮柱が設えてある。




出書院(でしょいん)脇には宮柱


なかなかない本格日本住宅。
秋田杉磨き丸太、ムロ変木、天然杉絞り丸太、欅玉杢、神代欅、紫檀、檜、
 
皮付桜、カリン、松、ヒバ等、内装に使用している床材から造作材・天井材、
 
そして構造材に至るまでの全てに天然銘木を使用してある。
 
土台は青森ヒバときている。
 
 
おそらく加茂市内で築30年レベルでは一番の格式ある邸宅です。
 
その邸宅に無添加住宅リフォームが開始されます。
 
 
 
 
By Takasugi


0 件のコメント: