2011年7月12日火曜日

無添加住宅オリジナル漆喰のエイジング

エイジングとはage(年齢、齢)を重ねていくこと、つまり「加齢」である。

夏はやっぱり加齢です。(ひとりでいってろ!!)

新しい木材や外壁を古くみせる技法を「エイジング」といいます。

東京ディズニーランドやディズニーシーの建物によくみられますね。

遠近感を見せる為に1階と2階または一番上の棟を縮尺を変えて

たっかーく見せたり、遠くにみせたりする技法もありますが、

さすがに新築の家にやっちゃいけませんね。

おこられちゃいます。


このたびは施主様より「おまかせ」の承諾をいただき

無添加住宅オリジナル漆喰に

「ケンテムハウス オリジナル エイジングウォール」仕上げとなりました。


“古きを見せて新しきを作る”?????


イメージは「ウェールズの古民家」

良き時代には炭鉱で栄えたウェールズの街はずれにある家。

かつて5カ国対抗ラグビーでは最強で、

「レッド・ドラゴン」の異名で恐れられた。

釜石ラグビーと少しかぶるとこありか?

その昔、主産業は石炭産業で、選手は昼間は炭鉱員として働き、

仕事が終わるとラグビーでナショナル・ヒーローになるというのが

ウェールズの古き良き時代だった。

バックス展開も華やかで、フォワードの強さと

バックスのひらめきを融合したラグビーをした。

英国皇太子を英語で「プリンス・オブ・ウェールズ」と呼ぶ関係もあり、

ダイアナ妃がよく観戦に訪れていた。


かつてラガーマンだった私の憧れのウェールズ。


その古き良き時代の炭鉱ラガーマンが佇む家。

ひじょうーに個人的趣味ですが、フカーイ味わいの家。


色粉 いろこ です。

今回は「黄色」と「小豆」色を使用。

「絶対変色せぬ」のレトロ箱入りパーフェチャー 小豆色
箱は黄色 写真撮り方がまちがってます。
パーフェクチャー 黄色


外壁、下塗りセメント漆喰の仕上がった状態。
6日前に施行したので乾燥は十分です。
 
独自の感でパーフェクチャーを混入した漆喰仕上げ。
浪波パターンはプラゴテで仕上ます。


仕上げ漆喰が乾燥した状態。
2日前の施行なので乾燥は十分です。
 
その世界では絶対を誇る「キリン柄」を描く。
非常に大切なポイントです。
え~!キリンじゃん。

「キリン柄」をケンテムハウスオリジナルファンデーションパット
で叩き仕上としました。叩け叩け!叩くにのじゃ~!

濡れた状態では色が黄色っぽいんです。
乾燥とともに「小豆」色が浮び上げてきて色に深味が加わります。





「ウェールズの古民家」風 漆喰仕上げの完成です。

漆喰はもちろん無添加住宅オリジナル漆喰を使用。

乾燥した状態です。

キリン柄→ケンテムハウスオリジナルファンデーションパット
→やや黄色が濃い状態→小豆色がほのかに浮びあがる
→乾燥 仕上がりとなります。


※けっして複数でやってはいけません。
感性の違いが仕上りにでてしまうんですね。

孤独に、真剣に、リズムよく、他人に評価される事なく、

臆せず です。




足場に一人で作業してましたが

とにかく暑い日でした。

仕上がった雰囲気は私一人で楽しんでましたが。

足場解体はもうすぐです。




「ウェールズの古民家」風の漆喰外壁がオメミエです。

By Takasugi