2011年9月27日火曜日

加茂の歴史ロマン街道「150年前の土蔵にて」

150年前の万延2(1861)年に建てられた土蔵がある。

南北戦争のさなかの時代といえばイメージがつく。

加茂駅から東へ1500歩でその蔵にたどりつく。





水車が目印なのですぐ分かる場所。

文化庁が推進している「文化財登録制度」への

登録も検討されたことがある加茂のシンボリックなスポット。



土蔵とは日本の伝統的な建築様式のひとつで、

外壁を土壁として漆喰などで仕上げられるもの。

一部改修のため150年前に施行した土壁を拝見できました。





30センチ以上ある壁の厚さ。

こまい竹の一部がみえた。

壁が厚かったのでかなり太い竹、おそらくハチク竹を

縫い合わせて構造を強固にした技術がお目見えした。

当時は強さの秘訣は竹。直径5センチ以上の太い竹がみられました。



仕上げでつかわれていた漆喰をチョットだけはがすと

当時の土壁が.出現。

どんな人たちが塗ったのでしょう?

当時の左官屋さんに “なにすんだ!” なんておこられないように

しっかり漆喰で修復いたします。

無添加の漆喰なのできっとお許しくださることでしょう。


By Takasugi