2011年11月29日火曜日

ホワイトベンガラで杢目のお化粧

出題は3点

1.杢目の美しさを優しくしたい。

1.節目模様を損なう事無く柔らかく表現したい。

1.揮発性有機化合物=VOC 類は使用しない。


という事で使用する塗料を自前で作りました。

【 用 意 す る も の(材料) 】 

 ◇ベンガラ 白

◇麦焼酎

◇豆乳

攪拌できるカップ

カップに10gのベンガラを入れる。

色は白です。


次に麦焼酎を少々いれ


ベンガラを溶かす。刷毛で攪拌しながら

かたまりを無くすまでぐるぐるチャピチャピひたすら溶かす。





最後に豆乳を20cc入れる。

水生塗料でいう界面活性剤として選んだのが

調整豆乳。

粉体であるベンガラを麦焼酎のアルコールで

溶解し乳濁液となりアルコール揮発による乾燥効果と
白色の豆乳により急激な揮発を抑え顔料であるベンガラ

を木質細胞角質にガッチリ固化するメカニズムだ。




塗るというより置くという感覚で
 
タップリ使う。
 
木目に順目に仕上ます。
 
アドモンド3層パネルのスプルース2枚と
無添加住宅インドネシア松にしあげてみました。
 
乾燥時間は30分。
 
軍手のきれいな部分で叩きながらふき取る。
 
ふき取りながら仕上ます。
 
環境に優しく人にも優しい仕上げですね。
 
しかし市販の自然塗料、特に無害をうたっている
 
ものほどものすごく高価なんですよね。
 
創意工夫とチャレンジ精神で
 
コストパフォーマンスを実現しちゃいます。
 
 
来週はいよいよ建具に。
 
仕上がりがとっても楽しみです。
 
By  Takasugi

2011年11月28日月曜日

WRC (ウエスタンレッドシダー)外壁完了しました。

WRC=ウエスタン・レッドシダーという名称は、
アメリカの西部開拓時代にこの木材が開拓に使われたところから
名付けられたという。

ウエスタンブーツをはいて施行しなければならないわけがない。

そんなわけがない。



無精ひげがウエスタンなので許してあげよう。




ヒノキチオールという天然成分が含まれており、防腐・防虫効果を持ってる。


ウエスタン・レッドシダーは木の性質として1本1本に色のバラツキがあり、色目は揃わない。
このバラツキ感がいい味をかもしだす。

色を塗ってしまったらいつかは剥がれるか、退色してしまい
本来の味がなくなってしまう。

やがて風雨にされされ木質からでるステインにより
グレー色になると完成といったところだ。

その後に着色すればガッチリ塗料を吸い込み
その色の深い色に染まると言うわけだ。


下の壁はモルタル漆喰を塗っている最中です。

仕上げはこの上に無添加住宅オリジナル漆喰となる。

来週には足場がはずれます。

By Takasugi





2011年11月26日土曜日

今日はコンクリートとご対面

本日は晴天なり。

雨が降るといわれて晴天だった今週はじめを反省しながら

確実に晴れている今日のお日様を拝み

基礎土間コンクリート打ち決行!

設備先行配管位置確認。

ホーッ 漢字の羅列でチャイナぽい?


JIOの配筋検査も合格済みです。

60坪の平屋が来春には完成です。


By Takasugi

地盤改良工事 柱状改良

柱状改良開始です。

大切な家が傾かない、沈まない為に必用な地盤改良工事のひとつ。

柱状改良工事は、建物荷重の掛かる柱の直下にコンクリート杭を形成し、

建物の不同沈下を防ぐ工法。

杭は、重機により円筒に掘削し、セメント系固化材溶液(スラリー)を流し込み形成します。

初日、一本目開始です。





直ぐ脇のむらさき醤油屋さんで
 
なにやら撮影してます。
 
 
オペレーターの目線から。
 
 
モニター画面で
 
掘削している抵抗値、深さ等が表示しオペレーターに
 
情報を与えてくれる優れもの。
 
セメント系固化材溶液(スラリー)がガッチリ詰まっていきました。
 
固まるとガッチリ家の基礎を支えます。
 
柱状の上部を平滑にし。
 
番号をふって完了です。
 
 
今日は晴れ渡る秋晴れ。
 
冬の足音は何も聞き取れませんでした。
 
って落ち葉が言ってた様な言わなかったような....。
 
来週は比較的暖かい日和の予報です。
 
By Takasugi

2011年11月23日水曜日

木と漆喰と天然石でつくる家

漆喰看板制作です。

書道家 斉藤先生による漆喰に墨を染める“入魂の書”。




新潟県で一番古い無添加カーペンターズ 星さん 
による取付。



2FにWRC (ウエスタンレッドシダー)を南京張にて仕上ます。

1Fには無添加住宅オリジナル漆喰&天然石。

「木と漆喰と天然石でつくる家」が着々と進んでます。


By Takasugi

2011年10月29日土曜日

江戸からつづく 越のむらさき と 車庫移設

ここは長岡市 摂田屋

摂田屋といえば醤油。

道路沿いの樽に近づくにつれ香ばしい。

エビフライには醤油の私にとって

この香りはごちそうでう。

㈱越のむらさきの軒先に看板があります。


江戸時代、摂田屋は~


現在摂田屋には酒、味噌、醤油の醸造所が6軒を数えます。





創業天保二年、長岡藩時代に始まった越のむらさきの醤油造りは爾来百八十年に渡る。






大きな醤油樽。

エキセントリックな人格をあらわす画像かもしれない....。

説明の余地なしか?



11年ここにあった車庫。空中移動準備完了です。

桜の木越え順調。

自宅上空を舞う 車庫



あたらしい基礎に無事着陸。
天空移動 完了。



秋晴れに恵まれ、車庫くんもご機嫌でした。

うーん、あたらしい基礎はいごこちいいです だって!!




2011年10月19日水曜日

手摺遊び

新築に越してからはや2ヶ月。

M様邸の次女、Naoちゃん。

子供のインスピレーション、イマジネーションをとがめてはいけない

と思い、お写真におさめさせていただきました。

手摺遊び。

使用道具はクリーニング屋さんのワイヤーハンガー1つ。



①まずは適当なたかさをスタート地点とし

 無垢の手摺丸捧にワイヤーハンガーをやさしく掛ける。

 このとき注意しなければならないのは漆喰壁を引っ掛けない事。

 “引っ掛けても補修用漆喰で

 わかんなくなるもんねー”っとNaoちゃんは言う。

②しっかりハンガーのクビが掛かったか確認し
 そっと手を離す。
 けっして手で押し込んで加速させたりしてはいけいそうです。
③そっとハンガーから手を離してスタート。

箪笥のおくで横になっていたハンガー君が

元気に駆け下りていく様をじっと眺めることが楽しめる。

ちなみにハンガーはちょうどいい角度にして

手摺にこすりながら駆け滑ってり、階段室の漆喰壁には

まったく当ってはいない。


この階段は折り返しに1段の踊り場が設けてある。

この1段=階段の中では最も広いスペースが子供の脳に

何かせよ との声なき声が届いたのではないかと

担当者として推測をしてしまう。うぉ~、なるほど。


子供達の発想には「自由さ」と「柔軟性」がある。

コラー!やめなさい!とはいってはいけない

とても充実した感じが伝わってきました。はい。


By Takasugi

紙吹雪~切麻散米(きりぬさんまい)の儀

本日は晴天なり。

加茂にて地鎮祭。

男山八幡宮の藤田宮司による

切麻散米(きりぬさんまい)の儀。


見た目 紙吹雪 。

地鎮祭で一番 絵になる 場面といつも思う。

本来は切麻=きりぬさ(麻と紙を細かく切ったもの)

に、米と塩を入れて混ぜたものを四方にまく。

四方をお祓いし、祓い清める意味と、

四方に鎮まります神様にお供えをするといった

、両方の意味があるようです。



紙吹雪とはいっても紙は貴重な品だった頃もあったので

神様にお供えするには適切な品なんですね。

神と紙とかけてるのかも?





お施主様とケンテムハウススタッフ一同

無事故を祈念し 加茂の新たな無添加住宅建設のスタートです。
By Takasugi


2011年10月11日火曜日

石屋根 到来です。

石屋根。

玄昌石です。

品名はクールーフブラウン。

ブラウンのほかにグレーもありますが

今回はブラウンです。

鉄分が酸化してしてできた自然界の姿が

石屋根の模様となり 深い味わいとなります。

ここは海がすぐそこにあるショッパイ場所ですが

あえて味わい深さを優先にブラウンを使うことにしました。


がっちり梱包してやって来た石屋根材 クールーフブラウン

すぐ近くの防風林に
にいがた緑の百年物語緑化推進委員会の銘柱がたってました。

♪わたしは木をうえる、そして森をつくる♫ って 

さだまさし さんの歌を思わず口ずさむ。

海にフェイズが向けられたS様邸。

ロフトから眺める景色は日本海。

海を撮ろうとしても

足場が...。


潮風が程よいロフトでした。

今日はいい日和です。

By Takasugi

2011年10月10日月曜日

ビールでティータイム

新潟市秋葉区にあるM様邸にて。

お皿いっぱいにもられたビールで乾杯!!

アサヒビール工場限定販売の「ビールゼリーチョコレート」です。

ほのかなビールの香りがビターテイストのチョコをくすぐる旨さでした。

長野のお土産と一緒にティータイム。

漆喰の空間にあるダイニング。いいかんじです。


お土産に てづくりの「モカシフォンケーキ」をいただきました。

ゴッチャンです!!


秋は脂肪をふやし、冬の寒さに備える

美味しい食の陣。

熊みたいな体が芯からそうつぶやいたのですが....。

おいしいものにめぐり合う幸せに感謝です。


By Takasugi

2011年10月3日月曜日

ウェルネスパーク 上棟

9.29(大安)ウェルネスパークにたつS様邸「海を眺める家」

が上棟しました。


2階の無垢杉材の柱を建ててます。

慎重に丁寧に思い切りです。




最高の秋晴れに恵まれた日和。


ロフト部分にあがると日本海が一望できます。

近日アップしますね。


By Takasugi

2011年9月28日水曜日

ウェルネスパーク聖籠 土台搬入

ウェルネスパーク聖籠。

ウェルネスパークと名のつく施設、エリアは日本全国に点在する。

ウェルネス=「人々が病気をしないで過ごせる様な健康と積極的な

ライフスタイルを追求することを意味する 」

S様邸ご夫婦の城が今週には上棟となります。





今日から土台敷き。

桧4寸の土台がここウェルネスパークにやってきました。

この地に合う「無添加住宅オリジナル漆喰の家」の完成に向け

無添加カーペンターズの登場です。

By Takasugi



2011年9月27日火曜日

加茂の歴史ロマン街道「150年前の土蔵にて」

150年前の万延2(1861)年に建てられた土蔵がある。

南北戦争のさなかの時代といえばイメージがつく。

加茂駅から東へ1500歩でその蔵にたどりつく。





水車が目印なのですぐ分かる場所。

文化庁が推進している「文化財登録制度」への

登録も検討されたことがある加茂のシンボリックなスポット。



土蔵とは日本の伝統的な建築様式のひとつで、

外壁を土壁として漆喰などで仕上げられるもの。

一部改修のため150年前に施行した土壁を拝見できました。





30センチ以上ある壁の厚さ。

こまい竹の一部がみえた。

壁が厚かったのでかなり太い竹、おそらくハチク竹を

縫い合わせて構造を強固にした技術がお目見えした。

当時は強さの秘訣は竹。直径5センチ以上の太い竹がみられました。



仕上げでつかわれていた漆喰をチョットだけはがすと

当時の土壁が.出現。

どんな人たちが塗ったのでしょう?

当時の左官屋さんに “なにすんだ!” なんておこられないように

しっかり漆喰で修復いたします。

無添加の漆喰なのできっとお許しくださることでしょう。


By Takasugi



2011年9月16日金曜日

下水につなげる

現場すぐ脇には

思わず散歩したくなる並木の遊歩道。

中学生が下校の帰り道。

なんとなく絵になる風景にシャッターを。


一方、その並木道の脇で下水配管作業中。

下水マスがとっても深いので

がんばった格好で作業。

手が長ーいので他の現場から駆けつけてくれた。

大変な臭気とたたかってくれています。

この作業が快適な衛生生活を支えてくれています。

大変な作業に脱帽。





仕上がったばかりの無添加住宅オリジナル漆喰。

深呼吸すると清々しい。

その中で深呼吸して気持ちを整えて作業終了。


いよいよ明日、お引き渡しです。

今日も暑い日で汗びっしょりかいてましたが

何となく秋の気配を感じる一日でした。


By Takasugi