2009年7月4日土曜日

“無添加的 フローリング.ベンガラ塗装”-その2-








ベンガラを溶かすには焼酎が一番。



加茂の酒屋さんで購入しました。



芋焼酎もおいしくていいんですが



個人的に飲みたくなるとわるいので麦焼酎にしました。



ベンガラを柿シブで溶かそうとすると固まりができてしまいます。



焼酎で溶かすと固まりはなく均一に溶けてくれます。





【 秤 を 用 意 】



ベンガラの配合、分量を秤にかけて記録し、色具合を確認します。



今回は「ウォルナットより少し黒を強くした色調」にしたいとのオーダー。



くぬり家 主人の 経験と感で配合しました。





【ベンガラ 黒】




ベンガラ 黒色を 5g








【ベンガラ 茶】


ベンガラ 茶色を40g 





【 麦 焼 酎 で 溶 か す 】


  


焼酎を80g









【 攪 拌 】




焼酎にて攪拌。ベンガラがダマにならないよう「やさしく攪拌」





【柿シフ配合・攪拌゙】


よく溶かしたベンガラに「柿シブ」を120gを混入。



ここでも「やさしく攪拌」します。



この時点で、のどチンコに打撃臭が発生します。



結構きてます。少し涙目で作業続行!



けっして身体に悪いものでないので5分程度で



心身ともに慣れてきます。



【イン松に塗装】





あらかじめ水を含ませたウエスでイン松フローリングしめらせておきます。




そうする事により、より均一にムラなく仕上がります。

こすらないようネタをたっぷりイン松に染み込ませるように仕上ます。


一度塗ったところをかさね塗りしないように注意しながら丁寧に塗る。


                         

【仕上げから拭き】

半乾き状態を確認し、コットン100%のウエスにてから拭きします。

はじめは「やさしく拭きます」。次に「しごく様に拭きます」
乾燥したら梱包に戻して現場へ搬入します。

イン松は厚さ18mmです。乾燥度合いにより目地が伸縮する為

あらかじめ目地、小口にもしっかり塗りこんでおきました。
長く住んでいただく大切な「くぬり家」にとって
たいへん大事な作業です。
隙間から色のない部分が見え隠れしたら残念ですから。








現場で床張り後、もう一度柿シブ塗装をかけます。






最後の仕上げは「無添加ワックス」=自然油で表面保護を行い完成です。






作業に入ったら画像でおとどけします。  

 

無添加的 ベンガラ塗装 完        

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